仕事と過去ばなし
ここ最近は、取材(インタビュー)がメインの生活である。さすがに連日取材があったりするとぐったりしますが。
人に会うのは楽しい。職人さんやその道のプロの話を聞くのは身が引き締まるし、有名人の方々はテレビとか雑誌で見るイメージとかなり違ったりして(いい意味でも悪い意味でも)、「ほほう」と思うこともしばしばである。先日お会いしたヒール役のカリスマプロレスラー、めちゃくちゃいい方で感激しました。
そういや思い返せば、私は物心ついたあたりから緘黙症という病気だった。中学卒業くらいまで他人とほとんど会話ができなかったんである。そのせいか15歳くらいまでの記憶がすっぱり抜け落ちてる。しかも高校での3年間は受験勉強の日々だったんで(浪人ダメ私立ダメ、しかも偏差値高い大学に入れってんだからバカの私には相当キツかったっすね)、故郷の記憶はほとんどない。地元のいい温泉スポットとか観光名所とかよく聞かれるんだけど、答えられないんですよ。申し訳ないです。
そんな私なのだが、大学卒業後は雑誌記者としてなぜか事件・芸能スキャンダルの突撃取材に明け暮れるようになる。・・・振り切れすぎだろ、針。
なんだかんだで、今こうしてコミュニケーション能力必須の仕事についているのはなんかの因縁だろうか。今の私を見たら子供時代の私は心底驚くと思う。「これから人生どうなるんだ」と毎日頭を抱えてたのが、今では普通に仕事できているわけだから・・・ささやかな幸せってやつですかね。
****
追記:
緘黙(かんもく)症は、日本ではほとんど知られていないんだけど情緒障害の一種。カウンセリングや投薬などで治療するらしいんだけど(イメージとしては村上春樹『風の歌を聴け』で、“無口な僕”が精神科医にカウンセリングを受けに行くシーンですかね…)、私は特に何もやらずに高校くらいで自然に治りました(が、15年間のコミュニケーションのブランクはかなりしんどかった)。トラウマや家庭環境によるものとも言われてますが、本当の原因はよく分からないようです。社会不安障害などの後遺症をもつケースも多いようですが、私は今のとこ「人が大勢いるところが苦手」あたりに落ち着いてます。
| 固定リンク
« バトン | トップページ | PMSほうこく8 »


コメント